共催イベント シンポジウム・デバ

(共催)マクロン時代の第五共和制―フランス政治社会の60年

【報告者】ジョルジュ・ソニエ(セルジー・ポントワーズ大学)、オリビエ・フェルターク(ルーアン大学)、クリスティーヌ・ピナ(ニース大学)、アニエス・タシャン(セルジー・ポントワーズ大学) 【討論者】山元 一(慶應義塾大学)、吉田 徹(北海道大学)、瀬藤澄彦(元帝京大学教授)、川嶋周一 (明治大学)、国末憲人(朝日新聞)

“イベント詳細”

2018-10-26(金) 2018-10-27(土) 11:15 - 18:00
会場
日仏会館ホール
東京都渋谷区恵比寿3-9-25 渋谷区, 東京都 150-0013 Japan
日仏会館ホール
定員 130
参加費 無料
事前登録 不要
問い合わせ 011-706-2111 yoshidat@juris.hokudai.ac.jp 北海道大学 吉田
言語 日本語、フランス語(同時通訳あり)
主催 「マクロン時代の第五共和制」シンポジウム企画委員会
共催 (公財)日仏会館、朝日新聞Globe、札幌日仏協会、日仏政治学会、北海道大学高等法政研究教育センター
助成 笹川日仏財団

26日(金)11:15~18:00

27日(土)10:00~13:15

 

 

2017 年のフランス大統領選は独立系候補エマニュエル・マクロンが当選し、世界的なポピュリスト・ドミノに歯止めがかかったかにみえる。

 

もっともマクロン大統領およびフィリップ内閣によって進められる政界再編と規制改革に加えて、保革二大政党の劣勢とルペンの過去最高の得票数など、マクロン新時代のフランス政治社会は大きな変容を被っているかにみえる。近年では同性婚の認可など文化的なリベラリズムが定着する一方、イスラム過激主義の浸透など、社会の極化が進み、グローバル化や個人化をめぐっての社会の分断と対立は、様々な様相と形式でもってフランスの政治社会に変化を迫っている。

 

本シンポジウムはこうしたフランス政治社会の環境変化を生んでいる構造を第五共和制の歴史のなかに跡付け、今後のフランスおよびヨーロッパがいかなる方向に向うのかを日仏の専門家による共同討議を通じて占う。

 

1セッションでは、大統領制と政党制にどのような変化が生じているのか、それが外交関係にどう影響しているのかを確認する。第2セッションでは、単一市場や単一通貨や世界市場がフランス経済にどのような効果をもたらしてきたのか、またこれに新政権がどのような政策で対応するのかが分析される。第3セッションでは、メディア政治やポスト・トゥルース時代を視野に入れて、フランスの世論や報道のあり方がどのように変化しているのか、政治とマスメディアの関係はどのように変化してきたのかについて議論する。第4セッションでは、社会での政治意識や家族観など、政治と社会のインターフェイスがどのように変化してきたのかを検討する。最後には、それまでの参加者全員による全体討議が行われる。

 

 

プログラム

1026日(金)

11 :30 – 13 :00

1セッション「マクロン時代の<政治>――何が新しく、何が古いのか」 

フランス側パネリスト:ジョルジュ・ソニエ(ミッテラン研究所)

日本側パネリスト:川嶋周一(明治大学)

 

 

14 :00 – 15 :30

2セッション「マクロン時代の<メディア>――変転する世論」

フランス側パネリスト:アニエス・タシャン(セルジー・ポワントワーズ大学)

日本側パネリスト:国末憲人(朝日新聞社)

 

 

15 :30 – 17 :00

3セッション「マクロン時代の<経済>――グローバル資本主義への適応」

フランス側パネリスト:オリヴィエ・フェルターク(ルーアン大学)

日本側パネリスト:瀬藤澄彦(元帝京大学教授)

 

 

17 :00 – 18 :00

全体討議Ⅰ 

 

 

 

1027日(土)

10 :00 – 11 :30

4セッション「マクロン時代の<社会>――変化する分断線」

フランス側パネリスト:クリスティーヌ・ピナ(ニース大学)

日本側パネリスト:吉田 徹(北海道大学)

 

 

11 :30 – 13 :00

全体討議Ⅱ 11301300

 

(セッション名は仮題)

 

 

 

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