講演会・トーク

「カレー・ジャングル(la jungle de Calais)」をどう振り返るか―映画『ヒューマン・フロー 大地漂流』のなかのフランス(日仏文化講演シリーズ第366回)

【講師】菅野賢治(東京理科大学)
【司会】平野千果子(武蔵大学)

“イベント詳細”

2022-12-12(月) 18:30 - 20:00
会場
日仏会館ホール
東京都渋谷区恵比寿3-9-25 渋谷区, 東京都 150-0013 Japan
日仏会館ホール
定員 70
参加費 一般1.000円、学生500円、日仏会館会員無料
言語 日本語
主催 (公財)日仏会館

※お申し込み方法についてはこちらのページをご参照ください。

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中国のアーティスト・艾未未(アイ・ウェイウェイ)によるドキュメンタリー映画『ヒューマン・フロー 大地漂流』(2017年)は、国連難民高等弁務官事務所の後ろ盾を得、21世紀に入って急激に数を増し始めた難民たちの境遇を世界各地の現場に赴いて映像に収めた140分の大作です。その中にフランスが占める位置は、かの「カレー・ジャングル」を共和国保安機動隊が火炎放射器で焼き払うシーンに象徴されます。この映像、ならびに過去数年間にこのテーマに捧げられたフランス内外の書物を出発点として、フランス共和主義の苦悩と、まさに「大地漂流」の名にふさわしい国際情勢に「人権」の語が持ち得る意味を考察します。 

 

※『ヒューマン・フロー 大地漂流』の上映はございません。

※新型コロナウイルス感染症の感染状況により、開催方法を変更する場合があります。最新情報は(公財)日仏会館ウェブサイトにてご確認ください。

 

【講師プロフィール】

菅野賢治(東京理科大学)
1962年、岩手県生まれ。パリ第10(ナンテール)大学博士課程修了。東京理科大学・教養教育研究院・教授。専門は、フランス語圏研究、ユダヤ研究。主な著書に『ドレフュス事件のなかの科学』(青土社、2002年)、『フランス・ユダヤ史』(慶応義塾大学出版会、2016年)、『「命のヴィザ」言説の虚構―リトアニアのユダヤ難民に何があったのか?』(共和国、2021年)。主な訳書に、レオン・ポリアコフ『反ユダヤ主義の歴史』(共訳、筑摩書房、2005~2007年)、アーノルド・ゼイブル『カフェ・シェヘラザード』(共和国、2020年)。

 

  【当日は必ずチケットをご用意ください】

Peatixアプリをスマートフォンに入れている方
Peatixでお申し込みをしたチケットは、Peatixアプリ(無料)に表示されます。紙のチケットは発行されず、スマートフォンがそのままチケットとなります。イベント当日は、Peatixアプリにチケットを表示させ、受付にてご提示ください。
▶︎Peatixアプリでチケットを確認し、表示させる方法(iPhoneの場合)
▶︎Peatixアプリでチケットを確認し、表示させる方法(Androidの場合)

 

スマートフォンでアプリをダウンロードできない方、パソコンをご利用の方
Peatixのウェブサイト上でチケットをご確認いただき、チケットを印刷してください
イベント当日は、パソコンから印刷したチケットをホール入口にてご提示ください。
▶︎パソコンでチケットを確認する・印刷する方法

 

 

【ご来場に際してのお願い】

次の方は来場をご遠慮ください
・37.5℃以上の発熱がある方
・新型コロナウイルス感染症患者の濃厚接触者の方
・咳、呼吸困難、全身倦怠感、 咽頭痛、倦怠感等の症状のある方
※上記と同様の症状がある方は入館をお断りいたしますので、ご了承ください。

 

入館時のご注意
・日仏会館ホール用入口にて、マスク着用(不織布推奨)、手指の消毒、検温を確認した上、ご入館いただき、受付にご案内いたします。ご協力いただけない場合、入館をお断りいたしますのでご了承ください。

 

ご協力のお願い
・館内ではマスクをご着用ください。
・咳エチケットにご協力ください。

 

【注意事項】
(公財)日仏会館以外の録画、写真撮影、録音は固くお断り申し上げます。

 

 

日仏会館のイベント等活動は、個人会員・賛助会員の皆様のご支援で成り立っております。