シンポジウム・デバ

【中止】合わせて80年を振り返る ―文学の教師として、研究者として―(日仏春秋講座)

【講師】アントワーヌ・コンパニョン(コレージュ・ド・フランス)、中地義和(東京大学名誉教授)

“イベント詳細”

2020-05-13(水) 18:30 - 20:30
会場
日仏会館ホール
東京都渋谷区恵比寿3-9-25 渋谷区, 東京都 150-0013 Japan
日仏会館ホール
定員 130
参加費 無料
事前登録
言語 日本語、フランス語(同時通訳あり)
主催 (公財)日仏会館、日仏会館・フランス国立日本研究所
130

この度、新型コロナウイルス感染症感染拡大の影響により、フランスからの登壇者の来日が困難となり、討論会「合わせて80年を振り返る ―文学の教師として、研究者として―」の5月13日(水)の開催を見送ることとなりました。参加をご予定されていた皆さまには誠に申し訳ございませんが、何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。 改めて開催する場合には、(公財)日仏会館ウェブサイトwww.mfjtokyo.or.jpにてお知らせさせていただきます。

2020年4月6日

 

2006年以降コレージュ・ド・フランスで「フランス近現代文学――歴史、批評、理論」講座を担当し、今年70歳の定年を迎えるアントワーヌ・コンパニョンの教育・研究歴は45年、一昨年東京大学文学部を定年退職した中地義和のそれは約35年です。世界のフランス文学研究の中枢を担ってきた前者と、外国文学としてのフランス文学の教育・研究に携わってきた後者が、合わせて80年に及ぶ歩みをそれぞれの立場から振り返ります。

 

アントワーヌ・コンパニョン
1950年、ブリュッセルに生まれる。十代の数年をアメリカ合衆国で過ごす。理工科学校、国立土木学校という理系エリート校二校を卒業するが、並行して文学への関心を抱きつづけ、まもなく本格的な文学研究を志す。1985年以来今日まで、ニューヨークのコロンビア大学教授、フランスではパリ・ソルボンヌ大学教授(1994年‐2006年)を経て、2006年からコレージュ・ド・フランス教授として「フランス近現代文学――歴史、批評、理論」の講座を担当している。とくに関心を寄せるモンテーニュ、ボードレール、プルーストに関する著作と並んで、文学史、文学理論の面での重要な仕事が数多くある。

主な著書(邦訳のある単著)
La Seconde Main ou le travail de la citation, Seuil, 1979.
『第二の手、または引用の作業』(水声社、2010年)
Les Cinq Paradoxes de la modernité, Seuil, 1990.
『近代芸術の五つのパラドックス』(水声社、1999年)
Le Démon de la théorie, Seuil, 1998.
『文学をめぐる理論と常識』(岩波書店、2007年)
Les Antimodernes, de Joseph de Maistre à Roland Barthes, Gallimard, 2005,
『アンチモダン 反近代の精神史』(名古屋大学出版会、2012年)
Un été avec Montaigne, Équateurs, 2015
『寝るまえ5分のモンテーニュ』(白水社、2014年)
L’Âge des lettres, Gallimard, 2015
『書簡の時代――ロラン・バルト晩年の肖像』(みすず書房、2016年)
(邦訳のない単著)
- La Troisième République des Lettres, Seuil, 1983.
- Proust entre deux siècles, Seuil, 1989.
-Baudelaire devant l'innombrable, PUPS, 2003.
-La Classe de rhéto, Gallimard, 2012.
-Baudelaire l’irréductible, Flammarion, 2014.
-Les Chiffonniers de Paris, Gallimard, 2017. など。


中地義和
1952年、和歌山県に生まれる。東京大学教養学科卒、同大学院人文科学研究科博士課程修了。パリ第三大学付属東洋言語文明研究所で日本語講師を務める(1982-83)。85年パリ第三大学博士(第三期課程)。1986年東京大学助手、88年同助教授、1996年同教授。2018年に定年退職。専門はフランス近代文学、とくに詩、なかでもランボー。ランボー作品の翻訳・解説、およびランボー、ボードレール、ヴェルレーヌらの作品論のほか、フランス近代詩の日本における翻訳・受容の問題にも関心を寄せる。また、ル・クレジオ、ロラン・バルト、アントワーヌ・コンパニョンらの翻訳紹介を行なっている。

主な著訳書


Une saison en enfer, , José Corti, 1987.
『ランボー 精霊と道化のあいだ』、青土社、1996年
『ランボー 自画像の詩学』、岩波書店、2005年
『ランボー全集』(共編訳)、青土社、2006年
『対訳ランボー詩集』、岩波文庫(2020年6月刊行予定)
ル・クレジオ『ロドリゲス島への旅』(朝日出版社、1988年)、『黄金探索者』(新潮社、1993年/河出書房新社「世界文学全集」II-9、2009年)、『もうひとつの場所』(新潮社、1996年)、『ル・クレジオ 映画を語る』(河出書房新社)、『隔離の島』(筑摩書房、2013年)、『嵐』(作品社、2015年)、『心は燃える』(共訳、作品社、2017年)
ロラン・バルト『著作集』第9巻、みすず書房、2007年
アントワーヌ・コンパニョン『近代芸術の五つのパラドックス』(水声社、1999年)、『文学をめぐる理論と常識』(共訳、岩波書店、2007年)、『書簡の時代――ロラン・バルト晩年の肖像』(みすず書房、2016年)

 

 

 

 

※新型コロナウィルス感染症(COVID-19)をめぐる昨今の状況に鑑み、中止となる場合もございます。事前に(公財)日仏会館ウェブサイトにて最新の情報をご確認下さい。

 

 

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