協力イベント シンポジウム・デバ

(協力)性と教育―日仏比較の視点から(国際女性デー記念シンポジウム)

【報告者】アンヌ=クレール・カシウス(名古屋外国語大学)、押田千明(日仏女性研究学会)、岩本美砂子(三重大学名誉教授)、アリーヌ・エニンジェ(オルレアン大学)
【司会】新行内美和(日仏女性研究学会)、マルコ・ソッティーレ(慶應義塾大学)、永澤桂(横浜国立大学)、辻山ゆき子(共立女子大学)、中村彩(立教大学)

“イベント詳細”

2024-03-02(土) 14:00 - 18:45
会場
日仏会館ホール
東京都渋谷区恵比寿3-9-25 渋谷区, 東京都 150-0013 Japan
日仏会館ホール
定員 130
参加費 無料
問い合わせ 日仏女性研究学会 メール:cdfjf.info@gmail.com
参加登録 日仏会館・フランス国立日本研究所
言語 日本語、フランス語(同時通訳あり)
主催 日仏女性研究学会
共催 日仏会館・フランス国立日本研究所
助成 (公財)森村豊明会
協力 (公財)日仏会館

日仏女性研究学会では毎年3月8日の国際女性デーに合わせて国際シンポジウムを開催し、女性をとりまく様々な問題やジェンダーについて、主に日本およびフランスの視点から考察してきました。
 今年度のテーマは「性と教育を考える――日仏比較の視点から」です。性的同意や妊娠中絶を含むリプロダクティブライツをめぐる問題は、近年のフランスであらためて耳目を集めており、フランスにおける性教育は、国家および地方レベルの政策では普及・進展がみられるものの、現場では抵抗にさらされているという実情もあるといいます。一方日本でもリプロダクティブヘルスライツをめぐる課題は山積しています。とりわけ性教育は2000年代のバックラッシュの対象でしたが、2017年の性犯罪に関する刑法の110年ぶりの改正や2023年の性交同意年齢の引き上げや不同意性交罪の成立などを受け、今後ますます注目を集める課題になっていくと思われます。
 こうした性教育の問題に関し、フランスと日本との比較という視点からの取り組みはいまだあまりなされていません。そこで本シンポジウムでは、リプロダクティブライツ、とりわけ性的同意についての理解など、若年層に向けた教育の重要性を意識し、日仏の学校教育における性教育について考察することを目的としています。そのため、両国の教育現場における実践を紹介すると同時に、性教育と政治の関係について検討し、さらにこのテーマを扱った2022年のクララ・エラルフ監督のドキュメンタリー映画『L’École des Hommes』に日本語字幕をつけて上映する時間も設けます。

 

 

フライヤー

 

 

プログラム


開会の辞:西尾治子(日仏女性研究学会代表)


開会のあいさつ:トマ・ガルサン(日仏会館・フランス国立日本研究所所長)

司会・進行:新行内美和(日仏女性研究学会会員)



第一部:14時10分~15時15分
映画上映会 司会:マルコ・ソッティーレ(慶應義塾大学准教授)
ドキュメンタリー映画『L’École des Hommes』
(クララ・エラルフ監督、2023年、60分)日本語字幕付き上映


第二部:15時20分~16時20分
「学校における性教育の課題」 司会:永澤桂(横浜国立大学他非常勤講師)

•    アンヌ=クレール・カシウス(名古屋外国語大学講師)
「フランスにおける性に関する教育、理論から実践へ――ある予防保健指導員による同意の概念をめぐる教育の一例」
•    押田千明(日仏女性研究学会会員)
「特別支援学校における性の指導について――学習指導要領の比較から」



第三部:16時25分~17時25分
「性と生殖の権利と政治」 司会:辻山ゆき子(共立女子大学教授)

•    岩本美砂子(三重大学名誉教授)
「日本におけるリプロダクション政策」

•    アリーヌ・エニンジェ(オルレアン大学准教授)
「学校における性教育の状況――日仏の視点から」


第四部:17時40分~18時40分
全体討議、質疑応答 司会:中村彩(立教大学兼任講師)


閉会の辞:中山信子(早稲田大学演劇博物館招聘研究員)


閉会:18時45分

 

 

 

 

 

 

【ご来場に際してのお願い】
次の方は来場をご遠慮ください
37.5℃以上の発熱がある方
・咳、呼吸困難、全身倦怠感、 咽頭痛、倦怠感等の症状のある方
上記と同様の症状がある方は入館をお断りいたしますので、ご了承ください。

 

 

【館内ご利用時につきまして】
・体調が気になる方や身近に感染者が出た方にはマスクの着用を推奨いたします。
・一定の距離がとれない会話の際にはマスクの着用を推奨いたします。

 

 

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