講座・セミナー

ボワソナードと日本法、そして比較法の将来(日仏文化講座)

【報告者】池田眞朗(武蔵野大学)、大村敦志(学習院大学)、ベアトリス・ジャリューゾ(リヨン大学)、松本英実(青山学院大学)、イザベル・ジロドゥ(東京大学)
【司会】山元 一((公財)日仏会館、慶應義塾大学)

“イベント詳細”

2023-07-01(土) 14:00 - 18:00
会場 日仏会館ホール・オンライン
定員 100
参加費
参加登録 一般1,000円、日仏会館会員・学生 無料
言語 日本語
主催 (公財)日仏会館
共催 日仏法学会

 

 

 

 

参加方法によりお申込みサイトが異なりますのでご注意下さい。

 

 

明治維新後ほどなくして来日した少なくない数のお雇い外国人の一人が、ギュスターヴ=エミール・ボワソナード (Gustave Émile Boissonade)(1825年6月7日 - 1910年6月27日)です。ボワソナードは、「日本近代法の父」と呼ばれているほど、現在の日本にまではかりしれないほど多くの影響を与えてきました。彼は1873年から1895年までの長きにわたって日本に滞在し、2023年で来日150年を迎えました。そこで、この機会に彼の功績を振り返るとともに、比較法を行うことの意義について考えます。 

 

【プログラム】

14:00-14:05 山元 一 企画趣旨説明&登壇者紹介

 

<第1部>

14:05-14:35 池田眞朗 報告「ボワソナードの立法学―日本における比較法学の濫觴―」

14:35-15:05 大村敦志 報告「『フランス民法のルネサンス』その後―星野英一から富井政章へ」

15:05-15:35 池田・大村報告についてのパネル

 

15:35-15:45 休憩 

 

<第2部>

15:45-16:05 山元 一 報告「日本における比較憲法研究の<これまで>と<これから>」

16:05-16:25 ベアトリス・ジャリューゾ 報告「日本の法学者の比較科学、ボワソナードから現代までの見解」

16:25-16:45 松本英実 報告「「人の法」を作らなかった二人の比較法学者——ボワソナードとボギシッチ」

16:45-17:05 イザベル・ジロドゥ  報告「比較法の失われた時を求めて——ギュスターヴ=エミール・ボアソナード氏への公開状」

 

17:05-17:20 休憩 

 

17:20-18:00 山元・ジャリューゾ・松本・ジロドゥ報告についてのパネル 

 

プロフィール

 ・池田眞朗 
民法。慶應義塾大学名誉教授、武蔵野大学教授。慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程修了、博士(法学)。『ボワソナードとその民法』(慶應義塾大学出版会、増補完結版2021年)、『ボワソナード』(山川出版社日本史リブレット、2022年)、『債権譲渡と民法改正』〔債権譲渡の研究第5巻〕(弘文堂、2022年)など。


大村敦志 
民法。東京大学名誉教授、学習院大学教授。東京大学法学部卒業。主著として、『公序良俗と契約正義』(有斐閣、1995)、『典型契約と性質決定』(有斐閣、1997)、『民法総論』(岩波書店、2001)、『家族法』(有斐閣、第3版、2010)など。


ベアトリス・ジャリューゾ
私法・比較法。リヨン大学東アジア研究所所長。リヨン政治学院教授、リヨン第三大学法学博士、元東京大学法学部客員研究員。最近の著作として,以下のものがある。The Meiji Era. When Japanese Law Became Positivized", in: Baudouin Dupret, Jean-Louis Halpérin (éds.), State Law and Legal Positivism: The Global Rise of a New Paradigm, Brill - Nijhoff, Leiden-Boston, 2021, Legal History Library, vol 55, pp. 215-249 ; Les traités inegaux japonais de leurs signature à leur renégociation (日本の不平等条約 調印から再交渉まで), Zeitschrift für japanisches Recht / Journal of Japanese Law, n. 52 (2021), pp. 1-50.


松本英実 
法制史・比較法。青山学院大学法学部教授。東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了、パリ第二大学法学博士。「ボワソナードとボギシッチ」沖野眞己他編『比較民法学の将来像』(勁草書房、2020年)、「フランス古法の世界」岩村正彦他編『現代フランス法の論点』(東京大学出版会、2021年)。


・イザベル・ジロドゥ 
比較法・環境法。東京大学准教授。国際公法を専攻し、パリ第二大学法学博士取得。東京大学で比較環境法の分野のポストドクター研究員を務める。現在は、人新世(アントロポセン)、環境法の批判的アプローチ、学際的な観点からみた環境法教育の変化などをテーマに研究を行っている。


・山元 一 
憲法。慶應義塾大学教授。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了、博士(法学)。日仏会館常務理事。主著として、『現代フランス憲法理論』(信山社、2014年)、『グローバル化時代の日本国憲法』(放送大学教育振興会、2019年)、『国境を越える憲法理論』(日本評論社、2023年)など。

 

【当日は必ずチケットをご用意ください】

Peatixアプリをスマートフォンに入れている方
Peatixでお申し込みをしたチケットは、Peatixアプリ(無料)に表示されます。紙のチケットは発行されず、スマートフォンがそのままチケットとなります。イベント当日は、Peatixアプリにチケットを表示させ、受付にてご提示ください。
▶︎Peatixアプリでチケットを確認し、表示させる方法(iPhoneの場合)
▶︎Peatixアプリでチケットを確認し、表示させる方法(Androidの場合)

 

スマートフォンでアプリをダウンロードできない方、パソコンをご利用方
Peatixのウェブサイト上でチケットをご確認いただき、チケットを印刷してください
イベント当日は、パソコンから印刷したチケットをホール入口にてご提示ください。
▶︎パソコンでチケットを確認する・印刷する方法

 

 


 

 

【ご来場に際してのお願い】
次の方は来場をご遠慮ください
・37.5℃以上の発熱がある方
・咳、呼吸困難、全身倦怠感、 咽頭痛、倦怠感等の症状のある方
※上記と同様の症状がある方は入館をお断りいたしますので、ご了承ください。

 

【館内ご利用時につきまして】
・体調が気になる方や身近に感染者が出た方にはマスクの着用を推奨いたします。
・一定の距離がとれない会話の際にはマスクの着用を推奨いたします。

 

【注意事項】
(公財)日仏会館以外の録画、写真撮影、録音は固くお断り申し上げます。

 

 

【オンライン注意事項】
・ウェビナーのリンクを、他の方と共有したり、SNS等で拡散したりしないよう、お願いいたします。
・送信側のインターネット環境により、やむをえず軽微な映像、音声の乱れや途切れが発生することがございますが、ご了承ください。
・ご利用のインターネット環境による映像・音声の乱れが発生しても、(公財)日仏会館は責任を負いかねますのでご了承ください。
・本講演会は(公財)日仏会館が録画いたします。(公財)日仏会館以外の録画や録音は固くお断り申し上げます

 

 

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