コンサート・上映

(フランス音楽の夕べ) 奈良ゆみ 南仏から薫る一陣の風 デオダ・ド・セヴラック (1872-1921) -歌曲と古いシャンソン

奈良ゆみ(ソプラノ)、 椎名亮輔(ピアノ)

“イベント詳細”

2011-10-28(金) 19:00
会場
日仏会館ホール
東京都渋谷区恵比寿3-9-25 渋谷区, 東京都 150-0013 Japan
日仏会館ホール

共催 文化系フランス政府給費留学生の会(ABC)

 

後援 同志社女子大学音楽学科、同志社女子 大学音楽学科「頌啓会」

 

 

 

 

 

           プ ロ グ ラ ム 

 

 

 第1部 

 

 空は、屋根の上で… / ある夢 / 梟 / 山羊飼い / ブレジーヌの歌 / 私の可愛いお人形 / 復活祭の朝/ 雪模様 / 不実者 / 小馬の歌

 

 

 

 第2部 

 

 バ・ベ・ビ・ボ・ビュ!/ サン=クルーの女船頭たちのヴォードヴィル / ナントの監獄で / 王は太鼓を叩かせた / 贈り物 / 年老いた夫 / 花嫁の一週間 / おっかさん、殺されちゃうわ / カトリーヌの酒

 

 

 

 

奈良 ゆみ(ソプラノ)

 

相愛大学声楽科卒業後、フランス政府給費留学生としてパリ国立高等音楽院に入学、メシアンに注目される。以後、パリを拠点としてヨーロッパ各地で盛んな演奏活動を展開。色彩感にあふれた声と創造的な表現力は、とりわけ現代音楽の分野で注目を集め、多くの現代作曲家が彼女に曲を捧げている。パリ・バスティーユ・オペラ座で演奏されたメシアンの『ハラウィ』をはじめとして、シェーンベルク『月に憑かれたピエロ』やラヴェル『シェヘラザード』などが高い評価を受ける。さらに、西鶴『好色一代女』のテキストを使ったジャン・クロード・エロワの作品『リベラシオン』や、松平頼則のモノオペラ『源氏物語』の歌い手として、日本の音楽・文化が西洋の現代音楽と結びつく可能性を明示した。日本では、ドビュッシー『ペレアスとメリザンド』(ジャン・フルネ指揮、東京都響)、プーランク『人間の声』(寺嶋陸也ピアノ、ワッセルマン演出)を歌う。2002年京都市芸術センターの委嘱で『Solo Voice』を初演。2008年1月にはパリで開催されたメシアン誕生100年記念のオープニングコンサートで『ミのための詩』(ロジェ・ムラロ、ピアノ)を歌った。2001年よりさまざまなクリエイティヴなテーマで、年2回のコンサートが大阪のモーツァルトサロンで催されている。CD録音も数多く、ヨーロッパでリリースされた『ドビュッシー歌曲集』(クロード・ラヴォワ、ピアノ)は、仏音楽誌(ル・モンド・ドゥ・ラ・ミュジック)で最高推薦盤に、『フォーレ歌曲集』(クロード・ラヴォワ、ピアノ)は、音楽之友社『レコード芸術』にて特選盤に選ばれる。(CYPRES/輸入元マーキュリー)

 

 

 

 

 

椎名 亮輔(ピアノ)

 

1960年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科比較文学比較文化博士課程単位取得満期退学。パリ第8大学音楽学部博士準備課程をへて、ニース大学文学部哲学科博士課程修了。哲学博士取得。東京大学助手、パリ第3大学講師、リール第3大学講師をへて、現在は同志社女子大学音楽学科教授。著書に『音楽的時間の変容』(現代思潮新社)、『狂気の西洋音楽史 シュレーバー症例から聞こえてくるもの』(岩波書店)。主要訳書に、マイケル・ナイマン『実験音楽』(水声社)、ドメル=ディエニー『演奏家のための和声分析と演奏解釈』(シンフォニア)、ジャクリーヌ・コー『リュック・フェラーリとほとんど何もない』(現代思潮新社)などがある。