【講師】永田砂知子(日本バシェ協会会長)
参加費 | 一般1,000円、日仏会館会員・日仏会館学生メンバーシップ無料 |
参加登録 | こちらのPeatixサイトよりお申し込みください |
言語 | 日本語 |
主催 | (公財)日仏会館 |
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音響技術者ベルナールと彫刻家志望のフランソワのバシェ兄弟は、1950年代より音と彫刻が融合した音響彫刻を作り、パリ装飾美術館、MOMAなど世界中の美術館などで展覧会が行われました。野外彫刻などのパブリックアートを含めるとその作品数は500以上と言われています。日本でも大阪万博の時に、鉄鋼館ディレクターだった武満徹が招聘し、17点の作品が鉄鋼館に展示されました。
近年その作品が修復されることにより日本でも再注目され、11月7日から京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA(アクア)で音響彫刻が5基集合する《バシェ音響彫刻 特別企画展》が開催されます。
今回の講演会では、日本バシェ協会会長である永田砂知子氏に、「音響彫刻」とその魅力について語っていただきます。永田氏は2009年パリでベルナール・バシェと出会って以来、兄弟の業績を広める活動をされています。この講演では、バシェ兄弟との出会いのきっかけとなった鉄のスリットドラム・波紋音(はもん)の演奏もしていただきます。
画像 : 桂フォーンと講師(川崎市民岡本太郎美術館「音と造形のレゾナンス―バシェ音響彫刻と岡本太郎の共振―」展示室にて)
参考記事 :
バシェ音響彫刻5点が展示された「音と造形のレゾナンス」展(於 川崎市岡本太郎美術館)について(2020年3月9日付『美術手帖』ウェブサイト)
https://bijutsutecho.com/magazine/news/exhibition/21456
©Miya Igarashi |
永田砂知子(ながたさちこ)
東京藝術大学打楽器専攻卒業。1990年代より、それまでのクラシックの世界から即興演奏によりボーダレスな世界で活動開始。様々な美術家のサウンドアートにかかわる。現在は鉄のスリットドラム・波紋音(はもん)を中心に国内外で演奏。2009年波紋音パリ公演の際、フランス在住の姉・宮崎千恵子と共にベルナール・バシェと出会い、以後、姉と共に日本におけるバシェ兄弟の紹介に従事。2015年バシェ協会設立、会長を務める。
バシェ音響彫刻 演奏 : 永田砂知子
波紋音パフォーマンス イサムノグチ「天国」 演奏 : 永田砂知子