日仏会館・フランス国立日本研究所主催 シンポジウム・デバ 講演会・トーク

(共催)味を育み、地域を育てる フランスの三ツ星シェフ、オリヴィエ・ロランジェと考える日本とフランスの食文化

オリヴィエ・ロランジェ他

“イベント詳細”

2010-11-23(火) 14:30 - 18:00
会場
日仏会館ホール
東京都渋谷区恵比寿3-9-25 渋谷区, 東京都 150-0013 Japan
日仏会館ホール

第1部(14時30分-16時) 

 

―DVDと対談―「ロランジェ氏の料理の心と技」

 

聞き手・司会 廣田 功(日仏会館常務理事)

 

ブルターニュ地方は海に囲まれた、農民と漁師の国。そこへ初めて3つ星をもたらした、ブルターニュ生まれのオリヴィエ・ロランジェ氏。氏の料理への道のりをフィルムで辿り、対話を通して自らの料理の哲学と世界を語ってもらおう。氏の料理の神髄は、地元の産物に海の向こうから来た香辛料を採り入れ、独自の味のハーモニーを創り出すこと。氏は、旬の素材を求めて生産者を訪ね、自分の目で選りすぐった食材に、料理の腕をふるう。そして、訪れた人たちをレストランにしつらえた私邸に友人として迎え入れる。3つ星は、氏の料理の技と、もてなしの心と、変わらぬ精進に与えられたのである。

 

コーヒーブレイク:15分

 

第2部(16時15分‐18時)     

 

―パネル・ディスカッションー「料理で育む、人と自然の絆」

 

司会 アンベール‐雨宮 裕子(フランス事務所)

 

3人のゲストを迎えて、人と自然と食の関わりを討論。 

 

人は作り食べることで、自然の輪の一つとなり、命をつなげていく。その命の連環をどう育めばいいのだろうか。それぞれの経験をもとに、オリヴィエ氏と話し合ってもらおう。

 

 

 

ゲスト

 

山崎洋子

 

福井県三国の「おけら牧場」で、農業を営むかたわら、「田舎のヒロインネットワーク」を立ち上げて、農家のお嫁さんたちや、その応援団をつなぐ活動を展開

 

和気 優

 

ロックシンガー。下北沢で、2009年から農民カフェを経営し、少年たちに、米作りを通して、独立のための自活を目指そうと、働きかけている。

 

大江正章

茨城県八郷で、若者たちと米作りをしながら、農の意味を問うジャーナリスト∙編集者。安全な農の推進に、子供を育て、地域を育てる力を見る。