シンポジウム・デバ

(日仏春秋講座)大逆(幸徳)事件とドレフュス事件 (同時通訳あり)

クリスティン・レヴィ (日仏会館、ボルドー第3大学),菅野賢治(東京理科大学教授), 山泉進(明治大学教授), エマニュエル・ナケ(パリ政治学院招聘研究員

“イベント詳細”

2011-01-30(日) 15:00 - 18:00
会場
日仏会館ホール
東京都渋谷区恵比寿3-9-25 渋谷区, 東京都 150-0013 Japan
日仏会館ホール

講師: クリスティン・レヴィ (日仏会館、ボルドー第3大学),菅野賢治(東京理科大学教授), 山泉進(明治大学教授), エマニュエル・ナケ(パリ政治学院招聘研究員)

入場無料 要参加登録

*同時通訳機器のデポジットとして1.000円をお預かりいたしますが、お帰りの際にお返しいたします。

大逆(幸徳)事件とドレフュス事件

—歴史的意義と民主主義的争点—

1910 年の「大逆事件」(ないし「幸徳事件」)を目の当たりにした日本の作家や知識人たち—たとえば永井荷風—は、近過去としてフランスのドレフュス事件(1894-1906 年)を脳裏に蘇らせた。幸徳秋水自身、すでに『廿世紀之怪物帝国主義』(1901 年)のなかでドレフュス事件に言及し、社会における軍部の影響力の増大に警鐘を鳴らしている。その際、彼は、軍部の台頭と言論の抑圧のあいだに不可避の関連性を見ながら、日本国民がそのような軍主導の国を願わしいとする謂われはどこにもないとの信念を述べたのであったが、事後的には、それがまさしく逆夢であったことが判明するわけである。百年前の1911 年1月、大逆(幸徳)事件に連座して処刑された12 名の社会活動家たちの記憶を、今、新たにすべく、それを—むろん事件の生起と結末においてかなりの相異を見せた—フランスのドレフュス事件の記憶に重ね合わせ、それぞれの事件のなかで、そしてその後100 年の歴史を通して、擁護、顕揚、死守されてきた人間の諸価値を交差させて考察することにより、それぞれの歴史的意義と思想的パラダイムをよりよく浮かび上がらせることができるのではないか。

 

プログラム:

15 h – 15 h 30

テーマの導入と時系列の整理

◎ クリスティン・レヴィ (日仏会館、ボルドー第3大学)

◎ 菅野賢治(東京理科大学教授)

15 h 30 - 16 h 45 

     講演 

     ◉ 山泉進(明治大学教授)

               「大逆事件と市民的復権」

     ◉ エマニュエル・ナケ(パリ政治学院招聘研究員)

              「ドレフュス事件と20 世紀―

              ―個別性と普遍性」

16 h 45 - 17 h 

     休憩(コーヒーブレーク) 

17 h - 18 h 

     座談会ならびに会場との質疑応答 

主催: 日仏会館